意味があるとかないじゃなくて

私の青春をジャニーズに捧ぐ。

”新規”を嫌う心理

 

 

私は最近、ジャニヲタが同じグループを応援していく上で新規ファンを嫌う心理を理解しつつある。

私が新規のいざこざにを知るきっかけになったのは嵐だ。私は嵐のことは好きだけれども別にファンではなかったし、ドラマや映画を見たりアルバムを買ったりしたことはあっても、特別な思いはなく純粋に作品を楽しんでいた。そんな中 SNS上では「花男出は永遠の新規」「新規はお断り」といったやりとりがされていた。その時の私は「ファンが増えることはみんなが大好きな嵐にとってプラスになる訳じゃん?」「誰だってジャニタレの親に比べたら新規だろ?」という平和な感想を持っていた。そう、その時は。

 

私はずっとHey!Say!JUMPが好きだ。小さい頃から少クラを見ていてya-ya-yahJ.J.Expressもリアルタイムで知っていたし(当時は薮くんが好きだった気がする)、デビューしてからもドラマや歌番組は追えるだけ追っていて、俗に言うお茶の間ヲタクだった。2010年が初の生JUMPだったけど、私の年齢(一応現役JK)からしたらかなり昔からJUMP担のつもり。まあそんな古株?自慢は置いといて、Hey!Say!JUMPは事務所が推しまくった結果 今までにないスピードでファンが増えている、言わずと知れた”新規ファンが多いグループ”だろう。さらに新規といってもJUMPが初ジャニーズという方は少ない。嵐→いのちゃん などという他G担さんがいのちゃんに担降り、もしくは掛け持ちをする ”伊野尾革命新規” (勝手に命名)の方が多いように見受けられる。そんな伊野尾革命新規の皆さんはチケットの取り方などジャニヲタスキルを極めていらっしゃる。さらにJUMPと同級生以上の世代の方が多く、大人の時間やお金の使い方がある。JUMPの消費者の大部分を(一瞬で)伊野尾革命新規が占めるようにになった。そしてそれがなにを示すのかというと、JUMPやJUMPの売り方が伊野尾革命新規の皆さんに引っ張られていくということだ。今のJUMPは嵐に似たテイストの曲や衣装が増えたり、古株的耳タコの昔話を多方面でするようになったり、コンサートでは複数回参戦向けの演出が増えたりしている。

 

私は新規が嫌いな訳じゃない。同じグループを応援する人が多いに越したことはないし、ツアーの追加公演、年末年始の東京ドーム、それに対して喜ぶJUMPの顔が見られたのはファンが増えたからこそ。そもそもどんな古株だろうが自担の知ってることなんて100分の1にも満たないのだから知識の差なんて…というのが私の考えだ。ただ、新規が増えることによって大好きなJUMPがいきなり変わってしまったこと、それがどうしても素直に受け止められないのだ。正直Dear.はアルバム、ツアー含め総合的に最悪だった。嵐っぽいクールなダンスナンバーとしっとりとしたバラードしかない。それは私の知っているJUMPじゃない。私の好きなJUMPじゃない。これはJUMPの成長の延長線上にあるものじゃない気がする。JUMPらしさってなんだと思う?可愛い曲を歌って欲しいんじゃないの、アワフューとかボンイジとか好きだよ?そういえなんでメンバーが作った曲がないの?ドリーマーもインフィニティもパーフェクトライフもアイスクリームもサムピンもコンパスローズも好きだな。ねえ、Dashの合いの手ってコンサートの回数を重ねるうちに自然に出来たんだよね?今みたいにCD音源に無理やり入れてなかったじゃん?衣装だって昔はみんなお揃いだったし その方がフォーメーションダンスがより映えると思うよ?ねえ!

 

取り乱しましたが…。多くの消費者にウケる形をその時その時で選択していくのがアイドルという商品。”多くの消費者”に当てはまる人が昔と今で変わってしまったのだから、商品が変わっていくのもまた当たり前なのだ。古株が新規を嫌う心理の一つとして、商品の変化があるのだと知った。